「船員」になるメリットは?
ここからは先輩船員の貴重な意見に基づく、船員の魅力についてご説明致します。
まずは「安定性」です。
安定な職業と言えば、公務員が頭に浮かぶ人多いかもしれませんが、実は船乗りも安定した職業の一つです。
その理由として「業界の安定性」が挙げられます。
わが国日本は島国であり、国際物流の殆どは船舶によるものになります。
また日本国内で運ぶ貨物の4割以上は、船で運ばれています。
次に、海技資格が「国家資格」であることです。
率直に言って、船員職はつぶしが利きます。
海技資格もちろん、一部陸上職でも有利に働きますので、海技資格は一生ものです。※海技資格取得には最低2年船員としての経験が必要となります(より早く取得したい方は専門学校で課程を終えると約6ヶ月で取得も可能です)
次はなんといっても、魅力の代名詞である「給料面の高さ」です。
専門性が高い「船員」は社会的に貴重な存在です。更には、その勤務形態(船内生活・昼夜問わずの業務)により地元を離れて一定期間船で生活して頂くことから、必然的に給料が高くなります。
初めは見習い期間(研修期間)からですので、25~30万円くらいですが、最高職である船長・機関長になると、平均年収は1,000万円に達します。また早ければ30代でもそのくらい収入のある方がいるそんな業界です。
次に「浪費をしない」ことです。
基本的に乗船(船に乗っている状態)期間中は「食費0円」です。
水道代やガス光熱費等の生活費は掛かりません。
最後に「長期休暇」が取れることです。
会社それぞれの就業規則によっても異なりますが、平均して1ヵ月半~3ヵ月程船で生活し、20日間~1ヵ月程の休暇といったサイクルとなります。
合う合わないは個々で有るかもしれませんが、多くて年に4回から5回は長期休暇が取れるので、旅行が好きな方は計画することも出来ますし、自由なプライベートに使える時間も多い、一般的な企業とは全く違う休日システムです。